| 過眼線（かがんせん） |
| 頭部の線の1つで，嘴（くちばし）の基部から眼をへて後頭部にいたる線。 |
| 家禽（かきん） |
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家畜の中で鳥類に属するもの。一般には羽毛，肉，卵などの生産を目的にしているが，ペットとして飼育されることもある。 ニワトリ（原種ヤケイ），アヒル（原種マガモ），ガチョウ（原種ガンの一種）など。 |
| 学名（がくめい） |
| 万国共通の国際的な生物名を，命名規約によって定めたもの。 ラテン語またはギリシャ語もしくはラテン語化した言語を用い，スウェーデンのリンネが提唱した二名法（属名と種小名をならべる）がとられ，命名者を付記する。 |
| 籠抜け（かごぬけ） |
| 飼育中の鳥が何らかの原因で逃げ出すこと。また，野外に逃げ出した鳥のこと。 |
| 飾羽（かざりばね） |
| 繁殖期（はんしょくき）にみられる生殖羽のうち，特別に目立つ美しい羽のこと。 特に白サギ類の飾羽は美しい。 |
| かすみ網（あみ） |
| 野鳥を捕獲するための網。日本では使用を禁止されており，研究目的のために特別許可を得た場合にのみ使用することができる。 |
| 滑翔（かっしょう） |
| 飛び方の一つで，数回はばたいたあと，翼をひろげ，空中をすべるようにして飛ぶ方法。 ツバメ類やアマツバメ類でよくみられる。 |
| 下尾筒（かびとう） |
| 鳥の尾羽の基部をつつむ羽毛のうち，尾の下側の部分。 |
| 換羽（かんう） |
| 羽毛が抜けかわること。 どの鳥でも少なくとも年1回，多くの鳥で春，秋の2回行われる。 |
| 管鼻（かんび） |
| 嘴（くちばし）の両側か上にある短い管状の鼻。先端に鼻孔が開いている。 アホウドリ，フルマカモメ，ウミツバメ，ミズナギドリなどのミズナギドリ目に特有の鼻。 |
| 冠羽（かんむりばね） |
| 鳥の頭頂から冠のように突出した羽毛。 ヤツガシラ，ヤマセミ，タゲリ，レンジャク，カシラダカ，キンクロハジロなどでよく目立つ。 |
| 聞きなし（ききなし） |
| 鳥の声を，わかりやすい言葉や語句などにおきかえて表現したもの。 ・ ホオジロ「一筆啓上つかまつりそうろう」 ・ コノハズク「仏法僧（ブッポーソー） ・ ホトトギス「特許許可局（トッキョキョカキョク），テッペンカケタカ」 などがよく知られる。 |
| 帰巣性（きそうせい） |
| 動物がもといた住み場所や繁殖場所などにもどってくる性質。回帰性ともいう。 |
| 擬態（ぎたい） |
| 外的に対して身を守るために，他の生物や物体に似た色，形，姿勢をとること。 |
| 求愛給餌（きゅうあいきゅうじ） |
| 求愛やつがいの維持のために相手に食物を与える行動。 |
| 求愛行動（きゅうあいこうどう） |
| 雌雄の鳥が交尾にいたるまでに行うさまざまな行動。さえずり，ダンス，求愛給餌など。 |
| 給餌（きゅうじ） |
| 鳥に食物を与えること。 |
| 旧北区（きゅうほっく） |
| 世界の動物地理区の1つで，日本もふくまれる。 ヒマラヤ山脈以北のアジア，サハラ砂漠以北のアフリカ・ヨーロッパをふくむ地域。 固有種は，キジ，ヤマドリ。 |
| 嘴（くちばし） |
| 鳥の嘴には歯がない。形は，えさの種類やそのつかまえ方によって種ごとに異なっている。 |
| 首環（くびわ） |
| 個体識別のために大型の水鳥の首につけられた標識の環。 |
| 交雑（こうざつ） |
| 遺伝的に異なる個体どうしの交配のこと。その結果として雑種が生じる。 |
| 国際保護鳥（こくさいほごちょう） |
| 世界で最も絶滅の危険がある鳥のうち，ICBP（国際鳥類保護会議）が保護鳥と指定したもの。 日本では，トキ，アホウドリが指定されている。 |
| 国鳥（こくちょう） |
| 世界の各国のシンボルとして決められた鳥。 日本の国鳥はキジで，1947年に日本鳥学会で決定した。 |
| コスモポリタン（Cosmopolitan） |
| 世界各地に広く分布し，おもな動物地理区に共通にみられるような鳥。 少なくとも，旧北区と新北区にわたって分布するとか，赤道をはさんで南北両半球に広く分布するような鳥。ベニアジサシ，メンフクロウなど。 |
| コロニー（Colony） |
| 集団繁殖する個体群のこと。 イワツバメ，コアジサシ，カワウ，ウミネコ，サギ類などでよくみられる。 |
| 固有種（こゆうしゅ） |
| ある一定地域にのみ分布する種。 日本の固有種は，ヤマドリ，アオゲラ，ルリカケスなどがあげられる。 |
| 混群（こんぐん） |
| 種類のちがう鳥が何種か混じっている群れのこと。 冬期に，シジュウカラ，コガラ，エナガ，ヤマガラなどが混群をつくる。 |